TVアニメ放送開始直前の4月9日“欲の日”に、第三話まで【無修正版】で先走り上映する欲張りなイベントが、東京・シネマート新宿にて開催されました。
ゲストは色欲の魔王・アスモデウス役のたかはし智秋さん、嫉妬の魔王・レヴィアタン役の藤田茜さん、虚飾の魔王・ベリアル役の伊藤静さん、十束真莉亜役の戸田めぐみさんと、まさに“欲の日”にふさわしい豪華さ。中でも“色欲の魔王”役のたかはしさんが、アスモデウスばりの爆乳に目が吸い寄せられる衣装で登場し、喘ぎ声やキス音を交えたセクシートークを繰り広げるなど大暴れ!
そのたかはしさんがスタジオで見せる「喋りながらお尻を振る様子」を、藤田さんが再現する一幕もあり、大変貴重なものが見られたイベントとなりました。
なおアスモデウスのお当番回となった第三話の舞台がマイアミであることから、「マイアミ」がセクシーシーンの隠語として確立。今後のイベントでも便利に使われそうです。
▲司会のはりけ~んず前田さんは、
初めて間近で見るたかはし智秋さんを「3Dのような方」と表現
第一話、第二話の【無修正版】上映が終わり、観客の頭に第二話ラストの「マイアミ!」のシーンが強く印象づけられたところでトークショー開始。キャストの先陣を切って登場したたかはしさんのセクシーすぎる衣装が追い打ちをかけ、さらに最初の挨拶をほぼ喘ぎ声だけで済ませるたかはしさんのインパクトで、今回のトークショーの方向性が定まります。
「今日はアスモデウスを意識して、いつもより多く上げてきました」という胸元は、思わず拝みたくなるほど。またそれを直視していいものか戸惑う司会のはりけ~んず前田さんに、「わたくし、ここまでが顔なので」と上半身は顔として見ていい宣言が出されます。
▲腰より上が顔扱いなので、
「なんとなく二頭身となっております」とたかはしさん
立ち位置的に、毎回たかはしさんの次に喋ることになる藤田さんは、智秋色に染められた場を手渡されて戸惑い気味。衣装についても、司会には「たかはしさんの後だと厚着に見える」、たかはしさんには「マイアミじゃないの? あたしはマイアミだから」と言われ、「マイアミには程遠い感じになっちゃったけど、季節感としては合ってると思うんですけど……」と、後輩ポジションらしいコメントで切り返します。
▲たかはしさんと伊藤さんという強烈な先輩に挟まれ、
振り回されながらも懸命に対応する藤田さん
伊藤さんはスクリーンのベリアルのキャラクター設定画を指し、「これ、前貼りですからね! うっかり勘違いしないでくださいね!」と、仁王立ちするベリアルの前貼りを頭上に頂く構図に恨み節。
戸田さんは演じる真莉亜が唯一魔王ではないため、最初の挨拶でも「人間の振り回され系ヒロイン」と真莉亜の立ち位置を紹介します。
▲今回は横からつっこむスタイルの伊藤さんと戸田さん
トークでは、まずは観終えたばかりの第一話、第二話について語ります。たかはしさんは「何がセクシーか、とかいう概念が取っ払われますよね。セクシーってなんだろうみたいな」。藤田さんは「一、二話にしてみんな色欲なんじゃないかな」と、セクシーなのにどこかおかしい本作の特色を指摘。その際、藤田さんが司会と話そうとすると、座り位置的にたかはしさんの胸越しになるため照れていたところ、たかはしさんが「さすがにもう慣れたでしょう? まだ? あ~ら、じゃあ後でね♥」と意味深発言をして会場中を喜ばせます。
▲たかはしさんの「後でね」に
「はーい♥」とかわいくお返事する藤田さん
伊藤さんは、ベリアルが大罪の首座として重々しく登場したものの、誰からも信頼してもらえず、あっけなくルシファーにやられたポンコツぶりをあげつらいます。
また、たかはしさんから「最初は着てたよね」とベリアルの格好につっこまれると、「なんか『ハァ!』ってやられたらパーって弾けちゃうっていう。弱っ! 前貼りフワフワ~じゃねーよ!」と、自分の担当キャラに渾身のツッコミ。それに対し、たかはしさんが「前貼りが飛んでいくとこ、けっこう感動的だった」とフォローしていました。
▲前貼りが風で剥がれ飛んでいくシーンで感動したという、
落ち着いて考えるとお題がおかしいトーク
戸田さんは前日に渡された映像を自宅でチェックする際、恥ずかしいので布団を被り、灯りを消して観ていたそうですが、「第二話でレヴィが真莉亜を言葉責めするシーンがあるじゃないですか。よりによってイヤホンで聴いていたので、『助けてくれ~!』ってなってました(笑)」と苦笑い。
そんな戸田さんにたかはしさんが「あの子、恥ずかしいとか言ってますけど、けっこうやりおるんですよ。一番喘ぐんじゃない?」と振ると、「ルシファーか真莉亜か、ですね。いつもアフレコ前にキタエリさんと『今週はどっちかな?』って言いながら台本チェックしてました」とアフレコ秘話も飛び出します。
▲戸田さんの「マイアミ!」も、
気合いが入っていると伊藤さんからお褒めの言葉が
スタジオの雰囲気についての質問には、伊藤さんが「男性は居づらいだろうなって思います」と、ほぼ女性ばかりで行われた収録の模様を明かします。たかはしさんも、第三話でガヤのために男性声優が3人呼ばれたものの、「私たちのこの雰囲気に、男性の方々は現場の端で固まっていましたね」と状況を説明。伊藤さんからも「しょうがないよね。私たちがセクシーな演技をしているのを、どういう顔して見たらいいかもわからないだろうし」と同情が寄せられます。
さらに戸田さんも「一番かわいそうだったのは第二話ですよ! エレベーターの男性だけですから!」と指摘。そのときは「本番ではやりやすいように、僕、外に出てます」と配慮までされていたことを明かしました。
ここで伊藤さんが観客に、はたしてこの作品はエロなのか、ギャグなのかを挙手でアンケートしようと提案します。
結果はほぼ半々。「ギャグだと思った人は、どこまでいくとエロになるんですかね」と戸田さんが疑問を口にしたため、第三話の上映後にもう一度アンケートを取ることにします。
最年少の藤田さんは、先輩たちの熱演にいつも感服していたそうですが、その中で喜多村英梨さんが喉を温存するため、テストと本番で演じ方を変えていた逸話を紹介します。テストの演技は唸り声のようで、笑って芝居ができなくなってしまった藤田さんに、伊藤さんが後ろから「がんばって」と声をかけてくれたことが嬉しかったと明かしました。
TOKYO MXほかで放送された放送直前特番の話題では、出演者たちがどんな大罪を隠しているかを調べる心理テストについて盛り上がりました。
たかはしさんは、伊藤さんが抱える闇の深さにつっこみ、自身の結果については「私はぶっちぎりマイアミ!」と総括。逆に伊藤さんから「マイアミって言えばいいと思うの、やめてもらっていい!?」とつっこまれます。
さらに、番組内で使わなかった心理テスト問題があるというので、ここで生心理テストを行います。
▲観客にも挙手で心理テストに参加してもらいました
「D」を選んだ戸田さんは、最近実際に収録帰りに靴が壊れたことがあったそうです。その際、雨の中をそのまま歩いていたら、それに気付いた共演者の方がコンビニに走り、替えを用意してくれて助かったとか。
同じく「D」を選んだ伊藤さんは、いっそもう片方もヒールを折って歩くという独自の答えも披露。
「C」を選んだのは藤田さん。質問の設定にある通り、お姫様ならそうするのではないかと合理的に答えます。
たかはしさんは「A」。実際、この日もステージ用のヒールの高い靴と、移動用の靴を用意しており、自分なら履き替えるという理由でした。
診断結果ですが、自身に迫った危険に対して
「D」は危険に気づいているのに、そのまま!?もしくは、危険に気がつかない!?「現実逃避タイプ」、
「C」は他の人の手を借りてでも切るぬける!誰に頼めば良いかを判断できるのでコミュニケーション能力は高いかも?な「他力本願タイプ」、
「B」はなんでも自分で解決!たまに自分の力を過信してしまうかも?な「独立独歩タイプ」、
「A」は危険を察知する力は抜群!でも用心深すぎて空回りするかも?な「用意周到タイプ」とのことでした。
この後は第三話の上映となりますが、見どころについては伊藤さんがたかはしさんを指して「あいつが見どころです!」と断言。
全12話中、最強の色欲回といわれる第三話の【無修正版】上映が始まります。
▲第三話のアスモデウスは、たかはしさんそのもの!?
第三話上映後のトークでは、戸田さんが「6年間の声優人生すべてをぶつけました!」と力説すれば、伊藤さんも「智秋ちゃんのすべてが観られるいい話だなって思いました」と熱弁。
また紐水着姿のアスモデウスが寝そべるだけで歓声が湧くシーンを肴に、セクシーの使い方について議論が始まります。たかはしさんはこれを「セクシーの向こう側の世界」と呼び、「向こう側に行ったら大爆笑が待っている」「エロと面白いは隣り合わせ」などの名言を連発しました。
▲無修正版第三話上映直後の会場内は、これ以上ないハイテンション!
ポールダンスシーンの収録の模様について司会から振られた際は、たかはしさんがお尻を振りながら嬌声を上げていると伊藤さんが物真似つきで指摘。それをいつも後ろから「よく動くなぁ~」と思いながら眺めていると明かします。
さらに、藤田さんが話の流れから2月のワンダーフェスティバルでの超先取りトークショーにて、お尻を振るたかはしさんの物真似を披露していたことを告白。となれば当然、先輩からは「やってごらん。見ててあげるから」との命令が。これに逆らうことはできず、ご本人の前で満場の観客にお尻を向けて、たかはしさんの喘ぎ声とお尻の動きを再現します。その藤田さんの度胸に、たかはしさんも「伸びる子だね!こういうところでちゃんとやる。いい子だね!」とベタ褒めされていました。
▲いつも伊藤さんが見ている光景と同じ状況にするため、
観客側にお尻を向けるよう指示される藤田さん
▲お尻をふりふりしながら「アア~ン♥」とアスモデウスの喘ぎ声まで真似してみせる藤田さん
続いて第四話の見どころについて話しますが、戸田さんから「真莉亜は母乳と戦いました」というパワーワードが飛び出して「どういうこと!?」と騒然!藤田さんも「母乳強いですよね!」と続き、伊藤さんも毎話の振り幅の広さを挙げます。
その後は、セクシーな感じでしりとりをする「マイアミしりとりゲーム」が行われました。コーナー名については伊藤さんが「この作品はマイアミを便利な言葉だと勘違いしているんですよ!」とつっこみますが、気にせず進めます。
▲普通なら若干恥ずかしいはずのこのゲームですが、
たかはしさんはノーダメージ!
戸田さんの「マイアミ」から始まり、伊藤さんの「ミルク」、藤田さんの「まんじゅう」といったセクシーな響きを持つ言葉から、「鹿児島」「モツ煮込み」などの九州系ワードまで、渾身のセクシー表現! どんな言葉であろうとも、力技でセクシーに捻じ伏せるキャスト陣の力量には、会場中が感服していました。
▲自分の番が回ってくると、とりあえずステージ上をモデル歩きするたかはしさん。その姿もセクシーですが、伊藤さんには「考える時間だな!?」と看破されていました
甲乙つけがたいものの、最終的な判定で藤田さんの「ミミズク」をアウトとし、罰ゲームとして藤田さんには赤ちゃん言葉で関連商品の告知をやってもらうことに。その愛らしさには先輩たちも大満足の様子でした。
▲藤田さんの幼女喋りは鉄板です!
最後の挨拶では、これが初ヒロイン役となる戸田さんが改めて6年間の声優人生すべてをぶつけたと発言すれば、伊藤さんも「15年の声優人生の集大成」と語り、たかはしさんも「声優歴20周年の記念に相応しい“色欲の魔王”役を務めさせていただきまして、声優人生をかけた作品となりました」と続けたため、伊藤さんが「みんなこの作品に人生かけ過ぎだね」とつっこみます。
最後はたかはしさんが「今日はセクシーの向こう側を観ていただきましたが、まだまだ何が起こるかわかりません。みなさん最後までお見逃しなく!」と締め、大盛況のうちにイベントを終えました。
▲最後の挨拶で藤田さんが、第三話を観終えて観客がエロとギャグのどちらで捉えたかを挙手してもらったところ、ギャグが爆増!「わりと真面目に戦ったりもしているんですよ!」とフォローするはめに。